そんなに考えなくてもいいと思う

しかし、考えることをやめられない。今の目標は、考え過ぎて動けないから動きながら考えるへのチェンジです。

長所をどう活かせばいいのかがわからない

街で声をかけられた。

「お茶でもしませんか?」

歩いている私の隣を、汗を浮かべながら40代のおじさんが歩く。

アンケートに答えてもらうとか言って、高額な商品を買わせるアレではないだろうか。

私は、警戒をした。

ナンパと見せかけて何か売りつけるのだろう。

だまされないからな。

「とてもいい雰囲気を持っていると思って、声をかけました」

ありがとうございます。

そこは素直に受け取る。

それくらい、言われ慣れているのよ、という余裕を出し、貴様よりも優位に立っているんだぞ、と無言で表す。

でも、何も買わないぞ。

「暑いですね。涼しいところでお茶でもどうですか?本当に雰囲気がいいですね」

2回もありがとう。

私は、始終柔らかな笑みを絶やさず、さらりとかわした。

「失礼ですが、おいくつですか?」

本当に、失礼ですね。と、思ったけど言わなかった。

「私は45歳です。バツイチなんですよ」

知らん。

・・・本当にナンパ?

「雰囲気がいいですね。うん、いいです」

ありが・・・とう。

 

買い物に行かなければならない、と適当にごまかし続けたら、相手はあきらめた。

バッグの中身に盗られたものはないか確認し、念のため遠回りをして帰った。

どうやら、本当にナンパだったようだ。

そうだとわかったとたん、急におじさんを応援したくなった。

がんばれ、これにめげずに素敵な人を探すんだ。

何目線だ。これ。

 

さて、雰囲気がいいとは具体的にどういったことなのか。

それは、長所として捉えればいいのか。

私は、雰囲気がいい以外、何もないのか。

・・・おそらくそうなのだろう。

過大解釈するなら、オーラが素晴らしく圧倒されそうだ、ということか。

違うか。

あぁ、今日は暑かった。