社会に役に立たないことを学べてよかった
先日、大学のプチ同窓会に参加しました。
卒業してから会ってない人もいましたが、
距離を感じることなくすんなり話せました。
私がいた研究室は学科の中でも「変人」があつまるところだったので
変人同士、妙に同族意識を持っていると思います。
変人が集まるところなので、必然的に私も変人ということになるのですが、
私以上の変人がいるので、私は自分を「まとも」だと思っています。
ん?何か異論反論がある人はいますか?
はい、全員却下です。
彼らに会えただけでも、私は大学に行ってよかったと思ってます。
世間では、若者は根性がない、使えないなどとのたまっているそうですが、
ひとつのものさししか持っていない人たちの精一杯の分析だと考えています。
彼らの言動に触れていると、本当に人間って多様なんだなと実感します。
組織では一番下っ端なのに、長の次に偉そうな態度をとる人。
7年間大学にいたのに、結局卒業せずに辞めてしまって(正確には引導を渡された)、今では贅肉もなく仕事を楽しんでいる人。
別の大学で博士課程まで進んだ人。
夜の世界で働く人(法には触れていない)
などなど。
これはほんの一例です。
楽しいですよね。本当に。
しかし、一番楽しい人はやはり先生です。
自慢げに
「このたばこは無農薬・無添加なんだよ」
と教えてくれました。
先生、気遣うところはそこですか。
あやうく「体によさそう」と思ってしまうところでしたよ。
しかも以前そのたばこを吸っていた教え子を笑っていたのに、
しれっと吸っているところがいいです。
その教え子が抗議してもにこやかに笑っておられました。
私は小中高の同窓会には一度も出席していません。
なぜなら会いたい人とは会っているし、連絡も取っているからです。
しかし、大学だけは何かの集まりがあると出席します。
誰だろうこの人は、と思いながら座っていたりします。
相手も思っていることでしょう。
それでも、同じ研究室出身というのが私には嬉しいんですね。
この人もおもしろいんだろうな、と期待してしまいます。
楽しいお酒が飲めていい日でした。