私が仕事を辞めた理由
残業代が出なかったから。
が、一番大きいけどやめようと思ったタイミングは
この仕事してたら私腐るな
と気づいたときです。
簡単に言うとなんでも仕事のせいにしてたんですね。
心がささくれているのも、悪口が多くなっているのも、やる気がないのもとにかく全て。
それを友人に指摘されたとき
あぁ、嫌な人間になったなぁ、
と心底思いました。
自分は笑い話として話していたのですが
友人には仕事のせいにして何の努力もしない人間に映ったと思います。
本当に仕事のせいにして何もしてないな、と気づきました。
こんな人間になりたかったわけじゃないんだ。
自分の痛みに向き合わなかったら、他人の痛みにも鈍感になっていた、これも理由です。
罵倒にいちいち心を痛めていたらやっていられない。
そう気づいたときに、感情を無くし、心を殺して仕事をすることを決めました。
自分を守るための判断でした。
だからこそ続けられたのだと思っています。
しかし、いつからか何事にも興味をなくしている自分がいました。
私疲れてるんだよ。こんなにしんどい思いしてるんだよ。でも、あなたそこまでじゃないでしょ。大丈夫でしょ。
なんか世間は楽しそうだな。でも自分には関係ないな。その問題は私に直接関係ある?ないよね?
私はいつからこんなに他人のことに無関心な人間になったのだろう。
人の痛みを分かる人間になりたいって思っていたのに。
あぁ、仕事やめよう。
スッと思いました。
仕事のせいにせず、仕事を通して何事にも興味を持ち、人の痛もを分かるように努力するべきだったかもしれません。
もう少し頑張れたのではないだろうかと思うことはあります。
ただ、長くいればいるほど私はこのよどんだ空気に染まっていく、と恐怖感を持っていました。
だめだ、私はこのどんよりした空気に飲み込まれる。
どうやって努力をすればいいのかわからない。
精神的に立ち直れなくなっていたのですね。
立ち直った今は、仕事をしていたときに比べて笑うようになったと思います。
笑える人生でよかった。