ブラック企業で働いてよかったこと
ブラック企業で働いていました。
残業代の未払い分を請求しています。
具体的には
労働組合を通して団体交渉を2回行ったが会社側が断固拒否
→労働基準監督署に申告書を出して調査をしてもらっている
という状況です。
団体交渉の場で会社の人間(社長の娘二人)と会わなければなりませんでした。
正直イヤでした。
でも、建設的な意見を全く言わずただただ私の人格否定をするあの人たちを見て思いました。
こんな人間にはならないでいよう。
このことに気づけただけでもよかったです。
本音を言えば少しでも感謝をするのはイヤです。
経営者一族にはどうしようもない不幸が起こればいいと思いました。
会社がつぶれればいいと思いました。
いっそのこと経営者一族は死ねばいいと思いました。
でも、気づけばそのことばかりを考えている自分もイヤでした。
他に楽しいことを考えていたいのに、そんなドス黒いことを考えているのは時間を無駄遣いしていると気づきました。
だから今からブラック企業で働いてよかったことを連ねます。
ムリヤリではなく、心から思えたことだけです。
- あんな人間にはならないと経営者一族から反面教師として学べてよかった。
- 仕事はお金だけを動機にしてはダメなんだと知れてよかった。
- 心と感情を殺すと人はすぐにダメになるとわかってよかった。
- 自分の人生を人に委ねては意味がないと学べてよかった。
- 激務の人の仕事ぶりを見られてよかった。
- 自分ではできないことがはっきりとわかってよかった。
- 知らなかった世界を知れてよかった。
- 自分に正直になることの大切さを知れてよかった。
- 好きな人に出会えてよかった。
ここで一番大事なのは最後のものですね。
これは重要です。
このためにブラック企業に導かれたのだろうかと思うくらいです。
さようならブラック企業。
さようならドス黒い感情。