カラマーゾフの妹
読了
帯にはこう書いてあります。
2012年ミステリー界最大の衝撃!!
第58回江戸川乱歩賞受賞作!
あの世界文学の金字塔には
真犯人がいる。
そして、下には選考委員の東野圭吾氏のコメントもあります。
原典『カラマーゾフの兄弟』も、きっと面白いに違いない!
ん・・・?
東野さん、つまりは『カラマーゾフの兄弟』読んでないのね!!
お察しの通り、 原典を読んでいなくても、この本は楽しめます。
むしろ、これを読めば原典を読んだも同じです。
あの長いロシア文学を読むのは気力と気合と時間がいりますが、
こちらは先が気になって、一気に読めます。
しかも、原典のあらすじまで紹介してくれているので親切です。
ありがとう!高野史緒さん!!
『カラマーゾフの兄弟』って未完ではないのに、それの第二部として書くとは、
どういうことだろう?
と、作品からしてミステリーです。
2014年ですが、ようやくミステリー界の衝撃に追いつくことができました。