そんなに考えなくてもいいと思う

しかし、考えることをやめられない。今の目標は、考え過ぎて動けないから動きながら考えるへのチェンジです。

悲劇〜それでも見栄とプライドは働く〜

23日、悲劇が私を襲った。
その悲劇のために私は寒空の下6時間弱過ごすことになった。
 
端的に言おう。









アパートの部屋に入れなくなった。








始まりはゴミ出しである。
お昼近くに起きた私は、収集車に間に合うように気持ち急いでゴミ出しをした。
歩いて30秒くらいのところにゴミ捨て場があるので
私はジャージにフリースというラフなスタイルで部屋を出た。
バッチリ鍵をかけて。
 
戻ってきて鍵を開けようとした。
わがアパートのは暗証番号式である。
よってボタンを押すタイプなのだが
この日は違った。
 
 
3,5,6,8,9が押しても反応がない・・・・・・







??????
 
何度押しても反応なし。
 
一気に血の気が引く。
 
ゴミ出しのためだけに外に出たのだから
ケータイ、財布は持っていない。
その上この格好・・・・
大家さんに電話したくでも出来ない・・・
散々迷った挙句、隣人に助けを求めました。
 
起こしてごめんなさい。
 

 

 
隣人は大家さんに電話をしてくれた。
 
 
つながらない。
 
つながらない。
 
つながらない。
 
 
 
 
どこ行った大家?!
 
隣人は鍵屋さんを呼んでくれた。
 
鍵屋は「これはムリです」と早々に去っていった。
あぁ、寒い。
 
二階から侵入しようと壁を登ろうとした。
貯水タンクに登っているところを住人に見られた。
サッと視線を逸らされた辺り、リアルに私は不審者である。
 
また、隣人に助けを求めた。
隣人は私の二階侵入の話を聞き、
「じゃあ、こっちからそっちに入ればいいね」
と危険も顧みず私のベランダに侵入してくれた。
 
 
鍵がかかってた。
 
なぜ、鍵をかけた私。
 
手は尽くした。
私は途方にくれた。
「このまま立っててもしょうがないから、友達の家に行くよ」
隣人は「でも、その格好じゃあ・・・」と
ジーパンを貸してくれた。
神がそこにいた。
履けた。4日間ヨーグルトしか食べられなくてよかった。
 
 
友達は留守だった。
絶望だ。
このまま外にいたら凍える。なにせジャージだ。いつものあったか下着とコートはない。
 
暖を求めて店に入る。
店員の目を避けながら、しばらく体力を回復する。
しかし、いつまでもいたら不審者だ。
 
このとき私の頭の中には研究室と図書館があった。
図書館は学生証がないと入れない。けど、手続きすれば特に問題はない。しかし、知り合いにあってケータイを借りるという最大の目的が果たせない。
研究室には誰かいるみたい。ケータイを借りれるかも。しかし。しかしである。この格好・・・ ジーパンを履いているとはいえ、人に見せられるものではない。まして、研究室にいるのは尊敬する素敵な先輩の可能性が高い。わたしはそこまで女を捨てたくはない。
後でわかったのだが、その日は天皇誕生日パーティーを研究室でやっていたらしい。よかった。行かなくて。恥をさらすところだった。
 
そんなわけで、もう一度アパートに帰ってみる。
ボタンを押してみる。
入れない。
わかってたさ・・・期待なんかしてないよ・・・
 
ともすれば、日が暮れ体力のピークが。
歩き続けていた私は、限界が近いと感じた。
 
最後の手段。
図書館に行った。
そして、パソコンを使いmixiを通して友人に連絡を取った。
もしかしたら、気づかないかもしれない。
 
しかし、友人は気づいてくれた!
希望の光が見えた。
 
私は友人家を訪れた。
これほど安心した事はない。
事情を話しケータイを借りて大家さんに電話を。
 
つながった。
 
ん?
今、北海道にいるって?
ははっ。
それはそれは。お楽しみ中のようで。
こっちは寒空の下、寒さに震えてましたよ。
 
え?
大家さんの家族は今ショッピング中?
ははっ。
それはそれは。サンタさんですか?
しかも、渋滞にハマってすぐには行けないと。
 
結局、来てくれましたけどね。
部屋に入れましたけどね。
暗証番号のやつは電池式でしてね。
電池切れと大家さんは行ってましたが、昨日まで普通でいきなり来ますか。
 
結局、本体の異状だったらしく翌日全部変えてもらいました。
 
 
どうやら、一足早いクリスマスプレゼントだったようです。
体が冷えすぎて、末端が軽くしびれてました。